インターネット上にゴミを増やしているだけなんじゃないか。自分たちがつくっているものは、大して意味のないものなんじゃないか。

気づいたら消えてしまうWEBページ、量産されるデザイン、数を稼ぐためコンテンツ、賞レース、私たちの仕事は、本当に価値のあるものなのか

インターネットの上で動くものは、なんだかリアルと繋がっていない感じがしていた。

私たちは自分たちの持っているスキルを「意味のあること」に使いたい。目の前にしているのはディスプレイやインターネットだとしても、それが土や海にまで繋がっているような、そんな仕事をしたい。会いに行き、この目で見て、味わうことを大切にしながら、手ざわりのある制作をしたい。

『土とデジタル』はたとえこの指先が触れているのはパソコンのキーボードだったとしても、自然の循環の一部を担っている実感と、持続する関係性を生み出すクリエイティブレーベルです。